映画館の様なホールであまり響きは良くなかったですが最善を尽くしました。

■ ボンで一泊し、翌日ゾーリンゲンへ移動。
ゾーリンゲンの美術館でツマとデュオリサイタル。


絵画に囲まれてリハーサル中・・・






ベートーヴェン「月光ソナタ」の一楽章を演奏中、突然誰かの携帯電話が


ようやく静まって、二楽章を演奏し始めたら、今度は超音波のピーとした、しかもかなり大きな音のピーが鳴り響き、お客さんも「今度は何や!!

このまま三楽章に突入する方がいいのか、一旦休止するか悩みましたが、このまま続行は不可能と判断し、暫しピアノの椅子に座ったままピーが鳴り止むのを待つことに。
5分位それでもかかったでしょうか。いろんな人がどこから来ている音なのか探して、結局、発生元は前から2列目に座られていたお婆ちゃんの補聴器でした。
実はこの補聴器にやられたことはこれで実に4度目。僕は恐らく補聴器の仕業に違いないと踏んでいたのですが、やはりそうでした。
でもこのお婆ちゃんにはお気の毒でした。だって自分ではピーと鳴っていることがわからないですからね。
娘さんに連れられて止む無く美術館を後にされました。可哀想な事をしました。
気を取り直して「もう一度最初から演奏したいのですが。」とお客さんに説明して拍手大喝采

今度は何事もなく終わりました・・・。
■ ケムニッツのモーツァルト協会主催のリサイタルに出演。


非常に由緒あるヴィラで、ここでは数多くの演奏会が催されています。とても趣のある会場で思い出に残る演奏会となりました。
来月はまたスイスでの演奏会。チーズフォンデュを楽しみに準備を頑張ろうと思います。
